Enharmonic TAVERN (エンハーモニックタヴァーン)
2016AW “Montarisian lithography”
架空の石版画家にフォーカスを当てた今回のコレクション。
「Montarisian」は、アメリカは「Montana」とパリの男性「Parisian」から成る造語で、
アメリカンカジュアルに寄り過ぎず、モードのエッセンスをちりばめた”Enharmonic”の解釈するアメリカンモードを表現。
【ストーリー詳細】
アメリカはモンタナで生まれ、画家だった祖父の影響で同じ道を志す青年。
モンタナでの創作に満足できず、更なる刺激を求め、アートの本場パリへ移住する。
ふとしたきっかけでモンパルナスのアトリエにてリトグラフに出会い、魅せられ、その探求を続ける。
リトグリフとは石版画のことで、筆を走らせ、版を重ね、色を重ね、使い続けていくもの。
コートのシルエットにゆとりを持たせているのは、
祖父のおさがりを大事に長く着続けている事を表現し、石版画のそれと重ねています。
また異素材の組み合わせで展開するライダースは、革を何度も補修し続ける様子を表現し、石版画の版を重ね、色を重ねていく事に由来しています。
また、モンタナはカウボーイカントリーでもある土地。
フリンジ使いやベルベットなどのディテールで、モンタナへのノスタルジアを表現しております。